「うつ」はその人個人の精神力や、根性や努力ではどうすることもできないことが多いのです。
うつ病は気持ちの持ちようで何とかなる単なる落ち込みとはちがい、脳の神経伝達物質のアンバランスを背景に持つ身体の病気と考えるべきなのでしょう。また、多くの場合は朝が最も悪く、夕方にかけて回復していきます。
「うつ」は心身の疲弊状態と考えるのが最も適切であると思います。
心身ともに疲れ果てた状態の人に「がんばれ」と声をかけられるでしょうか。多大な努力を重ねた末に疲労困憊に陥った人を「精神的に弱い」などと言えるでしょうか。
もしうつ病というものを知らなかったとしたら、そういったことを言っているかもしれませんね。
実はうつ病の人の気分の落ち込みと嫌なことがあって起きる単なる落ち込みとは連続線上にあって、はっきりと区別することは困難なことも少なくありません。
しかしそれは、感冒と肺炎でも明確に区別できないグレーゾーンがあるように、本物のうつ病と単なる落ち込みでも明確に区別できない場合もあるのです。
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